2026.05.22 オンプレAIカメラ - コトバモニター技術自社サービス紹介

【活用事例】作業動画をAIで文字起こし・要約。現場ノウハウを社内ナレッジとして活用する方法

はじめに

製造現場、物流倉庫、建設現場、保守点検の現場では、日々さまざまな作業が行われています。

熟練者による作業手順の説明。
設備トラブル時の対応。
新人教育用の作業動画。
現場改善のために撮影した記録映像。
打ち合わせや点検時の会話記録。

こうした動画や音声には、現場でしか得られない重要なノウハウが多く含まれています。

しかし実際には、動画を撮影しても、その内容を後から確認するには時間がかかります。
必要な場面を探すだけでも手間がかかり、動画内で話されている内容を文書化するにはさらに多くの作業が必要です。

そこで注目されているのが、AIを活用した作業動画の文字起こし・要約です。

株式会社ジーライブでは、オンプレミス生成AIや音声文字起こし、議事録要約の技術を活用し、現場動画や音声データを社内ナレッジとして活用する仕組みづくりを支援しています。


作業動画は「見るだけ」では活用しきれない

現場では、動画を撮影する機会が増えています。

スマートフォンや固定カメラで簡単に撮影できるようになり、作業記録や教育用の動画を残すこと自体は以前より容易になりました。

一方で、撮影した動画を業務に活用する段階では、次のような課題が出てきます。

  • 動画を最後まで見ないと内容が分からない
  • 必要な場面を探すのに時間がかかる
  • 誰が何を説明していたか分からなくなる
  • 作業手順や注意点を文書化するのが大変
  • 新人教育や技術継承に再利用しづらい
  • 動画ファイルが保存されるだけで、ナレッジ化されない

動画は多くの情報を含んでいますが、そのままでは検索しにくく、共有しにくいという課題があります。

特に、現場の作業説明やトラブル対応の会話には、文章化されていない実務ノウハウが含まれていることがあります。

AIで文字起こし・要約を行うことで、動画に含まれる音声情報を検索・共有しやすい形に変換できます。


AIによる作業動画の文字起こしとは

AIによる作業動画の文字起こしとは、動画に含まれる音声をAIが認識し、テキスト化する仕組みです。

たとえば、作業者が動画内で説明している内容を文章に変換できます。

さらに、生成AIを組み合わせることで、単に文字にするだけでなく、内容を整理することも可能です。

たとえば、次のような形に加工できます。

  • 作業内容の要約
  • 作業手順の整理
  • 注意点の抽出
  • 危険ポイントの整理
  • 質問と回答の抜き出し
  • 新人教育用マニュアルのたたき台作成
  • 会議・打ち合わせ内容の議事録化
  • タスクや確認事項の抽出

これにより、動画を「後から見るための記録」だけでなく、「検索できる社内ナレッジ」として活用できます。

【作業の内容を時系列でまとめた表】

時間 シーン 作業内容・様子 画面に映るもの
0〜3秒 研磨開始(横アングル) カーキ色のロングシャツの女性が膝をつき、両手で青い電動サンダーを握って床板を研磨 研磨済みの木目床、玄関土間、傘、テーブルと椅子、白い研磨痕
3〜6秒 背面俯瞰へ サンダーを前後に動かし床板1枚を集中的に研磨 奥で座って作業するもう一人(デニム姿)、床に散った白い削りカス
6〜9秒 研磨継続 同じ姿勢でサンダーがけを継続。磨いた板と未処理の板の色差が出る 床を這う電源コード、奥の人物が紫の道具で削りカスを清掃
9〜12秒 位置をずらして研磨 研磨位置を少しずつ移動。削れて明るい木地が出てきた部分が見える ストーブ(暖房機器)、家具、明暗のある床面
12〜15秒 全体俯瞰へ カメラが引き、二人体制の作業全体が見える。手前は女性、奥は壁・床際の作業 部屋全体、電源コード、テーブルと椅子、暖房機器
15〜16秒 作業継続・終了 ほぼ同じ構図で研磨・清掃を継続したまま終了 テーブル上の工具らしきもの、二人での作業風景

全体概要 和風の店舗または古民家とみられる室内で、木製無垢フローリングを電動オービタルサンダー(マキタ製とみられる青い研磨機)で研磨する床メンテナンス/DIYの様子。縦向き撮影・約16秒・二人体制での作業。

生成AIで作成した報告書


活用例1:熟練者の作業説明を手順書化する

製造現場では、熟練者の経験や判断が作業品質を支えているケースが多くあります。

しかし、熟練者のノウハウは言語化されていないことも多く、新人教育や技術継承の際に課題になります。

作業説明の動画を撮影し、AIで文字起こし・要約することで、次のような資料化が可能になります。

  • 作業手順の一覧化
  • 注意点の整理
  • よくあるミスの抽出
  • 作業前後の確認事項の整理
  • 教育資料のたたき台作成

人が一から手順書を作成する場合、多くの時間がかかります。

AIを活用することで、まずは動画内の説明を文字化し、そこから人が確認・修正する形で、効率的に手順書を作成できます。


活用例2:点検・巡回動画を記録として残す

設備点検や巡回作業では、現場で気づいたことを口頭で説明しながら動画を撮影することがあります。

このような動画をAIで文字起こしすると、点検内容をテキストとして残すことができます。

たとえば、以下のような情報を整理できます。

  • 点検日時
  • 点検対象
  • 異常の有無
  • 気になった箇所
  • 次回確認すべき内容
  • 補修や対応が必要な事項

動画とテキストを組み合わせることで、後から状況を確認しやすくなります。

また、過去の点検記録を検索できるようにすれば、設備ごとの傾向や繰り返し発生している問題の把握にもつながります。


活用例3:打ち合わせ動画・音声を議事録化する

現場改善、設備導入、品質対策などの打ち合わせでは、多くの重要な情報が会話の中で出てきます。

しかし、打ち合わせ後に議事録を作成する作業は負担が大きく、担当者によって記録の粒度にばらつきが出ることもあります。

AIを活用すれば、会議音声や打ち合わせ動画から次の内容を整理できます。

  • 会議の要点
  • 決定事項
  • 未決事項
  • 担当者ごとのタスク
  • 次回確認事項
  • 顧客要望
  • 技術的な論点

これにより、議事録作成の負担を減らしながら、情報共有のスピードを高めることができます。


オンプレミス環境での文字起こしが有効な理由

作業動画や会議音声には、社外に出せない情報が含まれることがあります。

たとえば、以下のような情報です。

  • 製造工程
  • 設備構成
  • 作業ノウハウ
  • 顧客名
  • 製品仕様
  • トラブル情報
  • 社内会議の内容
  • 機密プロジェクトの情報

このような動画や音声を外部クラウドにアップロードすることが難しい企業も少なくありません。

そのため、機密性の高い作業動画を扱う場合は、オンプレミス環境で文字起こしや要約を行う構成が有効です。

ジーライブのOnPrem Brainでは、クラウドにデータを出さず、社内環境内で生成AIや音声文字起こし、議事録要約を活用することができます。

これにより、社内情報を守りながら、動画や音声データの活用を進めることができます。


作業動画を社内ナレッジに変える

作業動画の価値は、撮影して保存するだけでは十分に活かせません。

重要なのは、動画に含まれる情報を、後から検索・共有・再利用できる形にすることです。

AIによる文字起こしと要約を活用すると、動画データを次のような社内ナレッジに変換できます。

  • 作業マニュアル
  • 教育資料
  • 点検記録
  • 改善活動記録
  • トラブル対応履歴
  • 技術継承資料
  • 議事録
  • FAQ
  • 社内検索用データ

特に、熟練者の発言や現場での判断基準は、通常のマニュアルには残りにくい情報です。

こうした現場固有の知見をAIで整理することで、属人化の軽減や技術継承に役立てることができます。


導入時に確認すべきポイント

作業動画の文字起こし・要約を導入する際には、次の点を整理することが重要です。

  • 対象とする動画の種類
  • 音声の有無
  • 周囲の騒音環境
  • 話者の人数
  • 文字起こし後に必要な出力形式
  • 要約の粒度
  • 手順書化するか、議事録化するか
  • 社内ファイルサーバーとの連携有無
  • オンプレミス環境での運用要件
  • 情報管理ルール

動画の内容や現場環境によって、最適な運用方法は変わります。

そのため、まずは一部の動画を対象に検証し、文字起こし精度、要約品質、業務での使いやすさを確認する進め方が有効です。


まとめ

作業動画には、現場でしか得られない重要な情報が含まれています。

しかし、動画のままでは検索しにくく、共有や再利用にも手間がかかります。

AIを活用して作業動画を文字起こし・要約することで、作業手順、注意点、点検記録、打ち合わせ内容などを社内ナレッジとして活用できます。

また、オンプレミス環境で処理することで、機密性の高い現場情報を外部に出さず、安全にAI活用を進めることができます。

ジーライブでは、OnPrem Brainをはじめとしたオンプレミス生成AI、音声文字起こし、議事録要約、社内文書検索の技術を活用し、現場動画や音声データのナレッジ化を支援しています。


お問い合わせ

作業動画の文字起こし、議事録要約、オンプレミス生成AIを活用した社内ナレッジ化にご関心がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

株式会社ジーライブ
E-mail:contact@geelive-inc.com
URL:https://geelive-inc.jp/

CATEGORY

Contactお問い合わせ

案件のご相談など、
お気軽にご連絡ください。