この記事では、GitHub Actionsを使用して、AWS Lambdaにコードを自動的にデプロイする方法を解説します。上記のソースコードを使って、自動デプロイの仕組みを構築する手順とその利点を説明します。
最近、クラウドサービスとCI/CDツールの組み合わせにより、開発者はより効率的にコードをデプロイすることができます。この記事では、GitHub ActionsとAWS Lambdaを組み合わせた自動デプロイの設定方法について解説します。
AWS Lambdaは、サーバーレスコンピューティングサービスであり、関数を実行するためにサーバーの管理やプロビジョニングを気にすることなく、コードを実行できます。これにより、開発者はコードの実行に集中し、インフラの管理を簡素化できます。
GitHub Actionsは、GitHubリポジトリ内でCI/CDワークフローを自動化するためのツールです。GitHub Actionsを使用することで、コードのテストやデプロイなどの一連のタスクを自動化できます。
最初に、GitHubリポジトリを作成し、ソースコードをコミットしてください。
AWSコンソールでLambda関数を作成し、ARN(Amazonリソースネーム)をメモしておきます。
GitHubリポジトリに.github/workflows/deploy.yml
ファイルを作成し、上記のソースコードを記述します。環境変数の設定も忘れずに行ってください。
name: Deploy to AWS Lambda
on:
push:
branches:
- main
jobs:
deploy:
runs-on: ubuntu-latest
steps:
- name: Checkout repository
uses: actions/checkout@v2
- name: Set up Python
uses: actions/setup-python@v2
with:
python-version: 3.9
- name: Install dependencies
run: |
python -m pip install --upgrade pip
cd app
pip install -r requirements.txt -t .
- name: Package Lambda function
run: |
cd app
zip -r lambda_function.zip .
- name: Configure AWS Credentials
uses: aws-actions/configure-aws-credentials@v1
with:
aws-access-key-id: ${{ secrets.AWS_ACCESS_KEY_ID }}
aws-secret-access-key: ${{ secrets.AWS_SECRET_ACCESS_KEY }}
aws-region: ap-northeast-1
- name: Deploy to AWS Lambda
run: |
aws lambda update-function-code --function-name ${{ secrets.FUNCTION_NAME }} --zip-file fileb://app/lambda_function.zip
上記のソースコードでは、mainブランチへのプッシュをトリガーに、GitHub Actionsが起動します。Python環境のセットアップや依存関係のインストールを行い、Lambda関数をパッケージングしてAWS Lambdaにデプロイします。また、AWS認証情報はGitHubのシークレット機能を使用して安全に保管します。
自動デプロイには以下のような利点があります。
この記事では、GitHub Actionsを使用してAWS Lambdaにコードを自動デプロイする方法を解説しました。自動デプロイを利用することで、開発者は手間を削減し、より効率的に開発作業に取り組むことができます。今後もCI/CDツールやクラウドサービスを活用し、開発プロセスを最適化していきましょう。